新潟市古町8番町 NIIGATA FURUMACHI 8

古町8 今昔物語

江戸時代、古町は京都・大阪・江戸に次ぐ日本有数の遊郭の地として知られていました。

やがて北前船が寄港するようになると、水運のための堀も完備され、街は増々大きく発展しました。

明治時代に入って2度の大火遭い遊郭は場所を移転、法の改正もあって芸事中心の花街へと姿を変えました。

東西の堀は荷を載せた小舟が行き交い、白山神社と港を結ぶ古町通りは大いに賑わい、

昭和初期には新橋・祇園と並び三代花街と呼ばれるまでになりました。

古町は堀と柳に囲まれた情緒あふれる花街として、今なお多くの人々の記憶の中に残っています。

新潟歴史年表

年号 主な出来事
1846年(弘化3年) 鍋茶屋 創業
1858年(安政5年) 日米修好通商条約 締結
横浜・函館・長崎・神戸と共に開港5港に指定される(日本海側で唯一)
1868年(明治元年) 新潟港 開港
1869年(明治2年) 八百重商店 創業
1874年(明治7年) イタリア軒 創業(現 ホテル・イタリア軒)
1875年(明治8年) 大竹座 創業
1888年(明治20年) 羊画廊の前身、油の堀(油屋)開業
1889年(明治21年) 新潟市 誕生
1898年(明治30年)頃 堤薬局店 開業
1894~1895年 日清戦争
1904~1905年 日露戦争
1905年(明治38年) さくら井小間物店 現在地に移転・開業
  明治新潟大火
2度の大火(3月と9月)で初代万代橋が消失。遊郭が古町周辺に移転
1914年(大正3年) 宝石のダイヤ 創業、その後現在地にて大正11年から開業
  第一次世界大戦 勃発
1916年(大正5年)頃 ダイマル帽子店 現在地に移転・開業
1918年(大正7年) 第一次世界大戦 終結
1926年(昭和元年)頃 藪蕎麦 創業、その後現在地にて昭和25年から開業
1927年(昭和2年) 山本ラジオ 創業、その後現在地に移転・開業
1938年(昭和13年) 第二次世界大戦 勃発
1945年(昭和20年) 4月 B29が新潟港来襲
  8月 第二次世界大戦 終結
1955年(昭和30年) 新潟大火 古町5~7番町が消失する
1960年(昭和35年) 堀の埋め立て工事着工 64年開催の新潟国体までに全ての工事が完了