2014.6 会場風景
 
池田満寿夫 版画展 小羊画廊 5月3日(土)〜6月1日(日) 2014年
戦後、日本の版画は棟方志功、長谷川潔、浜口陽三、星襄一などが海外のコンクールでも賞を受け、高い評価を得た。
なかでも池田満寿夫は1968年第2回東京版画ビエンナーレ展で文部大臣賞を獲得して以来、
受賞を重ね、欧米でも活躍の場を獲得していった。
彼は日本の美術界におけるスーパースターとなった最初のアーティストではないだろうか。
初期のドライポイントの激しい線描写で制作していた時代からおおらかなフォルムと色彩を追求した晩年まで、
幅の広い仕事である8点を展示。(K)

<略歴>
旧満州国で生まれ、長野の高校を卒業。瑛久のすすめで銅版画を始め、東京版画ビエンナーレなどで受賞。
版画を中心に絵画、彫刻、陶芸、分筆業、映画監督など多岐にわたり活躍した。
※今展はご覧いただく前に予約が必要となります。
観覧をご希望の方はお手数ですが事前にご連絡下さい。
「海辺の部分」 55.5×76.0cm リトグラフ 1970年