画廊を始めた1970年代後半は、ヘンリー・ムアやマリノ・マリーニなどの彫刻家の版画が人気があり高価だった。
そのためコレクションしたくてもなかなか困難であった。
ところが今や団塊の世代のコレクターたちが手離しているらしく、価格も手頃になった。
一方で、求めやすい価格でもなかなか売れなかった草間彌生さんの作品が、
現在ではその存在は高嶺の花となりタブローはもちろんのこと版画でもとても購入できる価格ではなくなった。
世の中だけではなくアートの世界も大きく変貌した。(K)
マリノ・マリーニ 「春の祭典より」 |
カール・コーラップ 「静物」 35.8×42.5cm エッチング、アクアチント 1990年 |
ヘンリー・ムア 「芸術家の手」 |