しばらく前にバルテュスの絵画作品を立体化して、絵画の立体化展を行った。今回はその二回目である。
バルテュス作品以外も作りたくなったからで、今回は洗浄で絵が変わってしまったフェルメール、
人物を増やした首の長い聖母、最も苦労したフラ アンジェリコの受胎告知、バルテュスの白い馬の少女、
さらにムンクの思春期、そして名画の代表とも言えるモナリサ、計6点である。 (近藤達雄)
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レオナルド ダ ビンチ 「モナリサ」 70.0×45.0×45.0cm 石塑粘土 名画の立体化としては外せない作品だろう。 立体化はさまざまな形で試みられている。 精巧なCGやお土産物としての立体もある。 古い作品に日本人の試みた立体化作品もあるようだ。 やはり立体物としてより描写力が優っていると考えていたが、 実際は流石と思わせるところが随所にあった。 |
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ムンク 「思春期」 29.0×34.0×37.0cm 石塑粘土 他の人からの提案で製作してみた。 多少ディフォルメが入っている作風だが、 感じは出たと思う。 展示物としてはこれくらいの大きさが 好ましいかもしれない。 |
バルテュス 「白い馬の少女」 55.0×43.0×43.0cm 石塑粘土 またしてもバルテュスだが、 このサーカスの少女は作りたい作品だった。 裏寂しく物悲しさが雰囲気を出している。 ここら辺を作るとバルテュスの他の作品も作りたくなる。 |