日本画を描き始めて、10年が経ちました。
繊維質な和紙の上に膠で練った絵具で描いていく、独特な描き味と粒子感がとても好きです。
選んだモチーフは、明暗を廃して平面的に描きます。
これはモチーフを平面的に扱う事により、日本画の画材である岩絵具の色や物質の魅力を伝える事が出来ると考えているからです。
今回の展示では、「胡蝶の夢」をテーマに制作した作品をメインに120号から小品まで、大小13点の作品を展示します。 (淺野由大)
<略歴>
2015年金沢美術工芸大学日本画専攻卒業。京都在住。
2017年「第七回トリエンナーレ豊橋 星野眞吾賞展 明日の日本画を求めて」入選、審査員推奨。
2019年個展「花の隨に」(羊画廊)。2022年3331ART FAIR(3331arts chiyoda)。
2023年「金沢美術工芸大学荒木研究室選抜日本画展 The Heartfelt Garden」(松坂屋上野店・東京)。
他、個展・グループ展多数。
「赤い光源のための習作」 |
「胡蝶之夢のための習作」 |
「唐獅子に牡丹♯1」 41.0×31.8cm 日本画 2022年 |
「花を手向けてくれるなら」 131.0×194.0cm 日本画 2021年 |
「綾なす番」 33.3×33.3cm 日本画 2022年 |