繰り言
なぜ絵を描いていこうなどと決めたのかは自分でもわからない。
私にもいろんな事があった。その度に後悔だの苛立ちだの、劣等感だの自己顕示欲だのを残して問題はどこかへ消えた。
若い頃の絵は新鮮だったが、今の絵は暗くて小さい。年をとれば、確実に体力や感性は衰える。
ところが、目は自分勝手に先へ行って 「いつまでノロノロしてるんだ。」
などと私を怒鳴る。私は下を向くだけだ。 (嶋 恒夫)
<略歴>
北蒲原郡加治村(現新発田市)生まれ。1956年新潟大学教育学部卒業。小学校に勤務。
1958年春陽会展の作品に接し、憧れをもつ。1966年同会展に出品、初入選。現在同会会員として出品を続けている。
「コスモスの12月」 41.2×24.2cm |
「春のおわり」 41.0×27.3cm 油彩、キャンバス 2019年 |
「9月の朝顔」 27.3×16.0cm |
「寒い日」 16.0×27.3cm 油彩、キャンバス 2019年 |