池田満寿夫(1934-1997)は戦後日本の版画界を牽引してきたとても大切な作家のひとりだ。
彼のカタログレゾネを見ると矢継ぎ早に作風が変わってゆき、新しいものを恐れない積極的な冒険精神が垣間見られる。
また版画だけでなく、陶芸、水彩、コラージュなどの作品も制作していた。
その上、文筆家、映画監督としても活躍し、多岐に渡る才能の持ち主であった。
今展では、羊画廊のコレクションから彼の人生が垣間見えるような版画約10点を展示。 (K)
「黒い衣装」 |
「草原から空へ」 36.5×33.7cm ルーレット、メゾチント、 ドライポイント 1969年 |
「顔の中の女」 |
「顔の中の女3」 40.5×30.0cm ドライポイント 1980年 |