本展では、馬、蒲公英、女性、などのモチーフに花唐草や水引といった花紋を配した作品を
小品から120号まで約14点程、展示致します。
私は作品を作る上で、和紙を基底材とし、膠を展色材として用いる、いわゆる日本画の技法をベースとしています。
元々、歴史や古物が好きで、描きたくなるモチーフも吉祥性を孕んでいたり、何かしら伝承・逸話・象徴性のあるものが多いです。
新潟で個展を開催するにあたり、地元にちなんだ作品も描きたい思いがあり、
新潟で何が有名か定食屋で聞いたら「馬」という答えが返って来ました。
お題を与えられた気持ちで描いた、一対の「跳ね馬図」はサムホールの小作品ではありますが、思い入れがあります。
新潟では初個展となりますが、ご高覧いただければ幸いです。 (淺野由大)
<略歴>
2015年金沢美術工芸大学日本画専攻卒業。京都在住。
2014年『「国宝 平等院鳳凰堂内 西面扉絵 日想観」の学術的復元模写による保存に関する研究』参加(金沢美術工芸大学 荒木研究室)
2017年「第七回トリエンナーレ豊橋 星野眞吾賞展 明日の日本画を求めて」入選、審査員推奨。
2018年個展・忘郷(ACT/新宿)。2019年「ART SHOW フラワー展 VII」(羊画廊)。他グループ展・参加プロジェクト多数。
「花の隨に」 |
「奇岩と女、それと竹雀」 158.4×90.6cm 金泥、墨、染料、胡粉、水干絵具、 岩絵具、白麻紙 2019年 |
「花の隨に」 33.3×33.3cm |
「蒲公英」 29.8×21.2cm 墨、染料、胡粉、水干絵具、岩絵具、白麻紙 2019年 |
「跳ね馬図 壱」 22.7×15.8cm |
「跳ね馬図 弐」 22.7×15.8cm 墨、染料、胡粉、水干絵具、岩絵具、 白麻紙 2019年 |
「足るを知るは富」 60.6×60.6cm |
「雲の切れ間に」 60.6×60.6cm 金泥、墨、染料、胡粉、水干絵具、岩絵具、白麻紙 2019年 |