現在の居に住まいを移して3年が経ちました。
庭には木斛の大木、山茶花、紫陽花、木蓮、石榴…等々、さまざまな木々があり、季節ごとの花を咲かせ実をつけてくれます。
モチーフにする植物を自分で育てたかった、私のその思いが叶った場所になりました。
これからも好きな植物を植えていきたいと思っています。
今回の展示では、初めて描いた山茶花、梅などを含む、庭に咲く植物をモチーフにした小品の「庭」シリーズと、
近くの小川を飛び回る蜻蛉を描いた大作をご覧いただけます。
よりいっそう身近な植物や昆虫を観察しその息吹を感じることにより生み出された作品群になっていると思います。(安藤真司)
<略歴>
1960年岐阜生まれ。1989年東京藝術大学大学院修了。1989~94年東京芸術大学版画研究室助手。
1993年日本版画協会版画展(日本版画協会賞)。1995年文化庁優秀美術作品買上。
2005~08年東京芸術大学非常勤講。2010〜11年新進芸術家海外研修員としてアメリカ滞在(文化庁)。
2014年美濃加茂市民ミュージアムで個展。日本版画協会会員、日本美術家連盟会員。
「葉山2018-1」 34.6×22.6cm |
「庭2018-3」 14.8×14.8cm |
「森の誘い2018-1」 22.5×41.4cm エッチング、アクアチント、ドライポイント 2018年 |
「ひっそりと森の中で」 36.5×52.7cm |
「白く揺れる」 36.5×52.7cm |