風俗画というジャンルは人々の暮らしぶりが伺えて興味をそそられます。
ゴヤの「死ぬまで」は女性のおしゃれ心や見栄を皮肉った作品ですが、
光の様子から高窓と天井の高さが感じられ、異国の空気が伝わって来ます。
フェルメールの室内を連想させるヤン・ステーンの画面からは壁に反響する笑い声と楽の音が聞こえ、
藤田嗣治の描く女性達からはパリの香りが漂います。
絵画という窓から覗く時間旅行もオススメの美術の楽しみです。 (K)
シャガール |
ゴヤ 「死ぬまで」 |
藤田嗣治 「四十雀 スレイプ」 28.0×26.5cm リトグラフ 1963年 |
マティス |
ヤン・ステーン |
小倉遊亀 「古九谷とマンゴ」 48.5×39.5cm シルクスクリーン |
ビュッフェ 「静物」 |
山本容子 「ハムレット4」 |
ギノバール 「無題」 エッチング |
ジョルジュ・ルオー |
ジャンセン |
中山 正 「脚をかむ馬」 62.0×57.0cm 木版 1963年 |