羊画廊 HITSUJI-GARO

世界の版画展 -16世紀から現代まで- 4月19日(金)〜30日(火・祝)

19 April. - 30 April. 2019

風俗画というジャンルは人々の暮らしぶりが伺えて興味をそそられます。

ゴヤの「死ぬまで」は女性のおしゃれ心や見栄を皮肉った作品ですが、

光の様子から高窓と天井の高さが感じられ、異国の空気が伝わって来ます。

フェルメールの室内を連想させるヤン・ステーンの画面からは壁に反響する笑い声と楽の音が聞こえ、

藤田嗣治の描く女性達からはパリの香りが漂います。

絵画という窓から覗く時間旅行もオススメの美術の楽しみです。 (K)

2019.4.22 会場風景

シャガール
「緑の道化師」
32.0×22.5cm
リトグラフ

ゴヤ 「死ぬまで」
21.6×15.3cm
エッチング、アクアチント
1799年

藤田嗣治
「四十雀 スレイプ」
28.0×26.5cm
リトグラフ 1963年

マティス
「テーマ&ヴァリエーション」
29.8×22.4cm
リトグラフ 1943年

ヤン・ステーン
「家庭演奏会」
23.0×26.0cm
エッチング 17世紀

小倉遊亀
「古九谷とマンゴ」
48.5×39.5cm
シルクスクリーン

ビュッフェ 「静物」
52.0×66.0cm
リトグラフ

山本容子 「ハムレット4」
20.0×15.0cm
エッチング、手彩色 1996年

ギノバール
「無題」
エッチング

ジョルジュ・ルオー
ユビュ親父の再生より「飛ぶ魚」
21.6×31.1cm
銅版 1928年

ジャンセン
「ポリーヌ」
66.5×50.0cm
リトグラフ

中山 正
「脚をかむ馬」
62.0×57.0cm
木版 1963年