羊画廊 HITSUJI-GARO

ピュシス-VIII 萌芽する版画家たち 3月15日(金)~26日(火)

15 March. - 26 March. 2019

ピュシス展は今回で8回目を迎えました。

“自然”を意味するギリシャ語「ピュシス」を展覧会名に挙げたのは、自然豊かな山形、東北芸術工科大学で版画を志した彼らが、

まさしく一本の若木が育つように自然のありようとして版画の華を咲かせることを望んでのことでした。

今、辞書を紐解けば「ピュシス」の意は、『人間の主観を離れて独立に存在し、変化する現象の根底をなす永遠に真なるもの。

古代ギリシャの哲学者たちが神話的世界観から脱却したとき、最初の主題になった。』(デジタル大辞泉)。ともあります。

彼らが制作した作品の心そのものが、この時代の中で独自に存在する真なるものになることを願って已みません。

彼らの作品をご覧頂きたくご案内いたします。(東北芸術工科大学 若月公平)

 

<出品作家>24名

あるがあく、磯貝さとみ、大森弘之、金子美早紀、齋藤僚太、榊原 慶、佐藤賀奈子、佐藤妙子、佐藤未来、須藤 光

相馬祐子、武智なつ子、西村沙由里、野瀬昌樹、平野有花、真栄城理子、矢島幸枝、下山明花、松江仁美、和田豊樹、神山寛貴

<教員>若月公平、中村桂子、田中智美

 

関連イベント「木口木版画実演」 3月16日(土)14:00〜15:30

※イベントは終了いたしました。たくさんのご参加ありがとうございました。

内容:木口木版画の説明、彫りと摺りの実演、簡単な摺り体験

講師:斉藤僚太(木口木版作家)  会場:羊画廊

出展作家の斉藤僚太さんによる木口木版の制作実演を行います。

木口木版の技法をご覧いただくことで、さらに奥深い魅力を感じていただけることと思います。

ご予約は不要ですので、ぜひお気軽にお越しください。

2019.3.15 会場風景

あるがあく
「NARRATIVE STORY -小さなつめたい泉-」
銅版画、木版画、金箔コラージュ

磯貝さとみ
「Cinnamon」
銅版画

大森弘之
「The way following the sky」 銅版画

金子美早紀
「またたび荘、花より団子」
銅版画

齋藤僚太
「息吹」
木口木版画

榊原 慶
「再生」
銅版画

佐藤妙子
「移ろいの気配」
銅版画

佐藤賀奈子
「twilight」
銅版画

佐藤未来
「空を見ておどりませう」
モノタイプ、ドローイング

須藤 光
「怪人」
銅版画

相馬祐子
「白帝」
銅版画

武智なつ子
「航路」
スクリーンプリント

西村沙由里
「Synchronicity」
銅版画

野瀬昌樹
「或る狼札」
銅版画

平野有花
「other side-6」
木版画

真栄城理子
「ゆめゆめ」
銅版画

矢島幸枝
「まどろみ」
銅版画

下山明花
「夜空のキャラバン」
木版画

松江仁美
スクリーンプリント

和田豊樹
「統一」
銅版画

神山寛貴
「2018/8/3」
スクリーンプリント

若月公平
「time in a bottle Ⅲ」
銅版画

中村桂子
「in between 16」
木版画

田中智美
「dim - a small piece of
   something RGB '19 -」
スクリーンプリント