羊画廊 HITSUJI-GARO

山田修市 展 10月19日(金)~30日(火)

YAMADA Shuichi Exhibition 19 October. - 30 October. 2018

文化人類学者、今福龍太の著書の中で見つけた「偶景」という言葉は、彼が旅で出会った印象深い出来事をあらわしていた。

英語ではインシデントと訳すらしい。

私の絵画はまさにそのインシデント(取るにたりない日常性の中で二度と起こらない新鮮な感覚)を呼び起こして制作をしている。

新潟に帰って来て3年目になるが、今回の個展ではいままでの作品20点程度を展示し、

自分の制作の軌跡を見つめ直したいと思う。これからも新潟での「偶景」に出会う事を楽しみに制作していきたい。 (山田修市)

 

<略歴>

1948年新潟市生まれ。1973年東京芸術大学大学院修了、大橋賞。1984、85年独立賞。
1989年ジャパン大賞。1991年文化庁在外派遣渡仏。1992年昭和会賞。2011年新潟の画家たち(万代島美術館)。
現在 独立美術協会会員、東北芸術工科大学名誉教授、日本臨床美術協会副理事長。

2018.10.15 会場風景

「簪娘」 91.0×65.2cm
油彩、キャンバス 2010年

「まどろみ」 31.8×41.0cm
油彩、キャンバス 2009年

「つばき」 41.3×53.2cm
油彩、キャンバス 2017年

「山茶花」 116.7×91.0cm
油彩、キャンバス 2015年
「黄花コスモス」 91.0×116.7cm
油彩、キャンバス 2011年

「プラントA」 28.0×36.0cm
顔料、金箔、和紙、キャンバス

「プラントB」 30.0×30.0cm
顔料、金箔、和紙、キャンバス
2018年