鏡の中へ―<前山 忠の視界>展に寄せてー
鏡との付き合いは50年を超えた。私の表現にとって欠かせない素材であると同時に、
<世界>とは何かを常に考えさせる存在でもある。
平らな鏡面でありながら、映す像や情景は空間として限りない深さと広がりをもって見る者を引き込む。
気づけば鏡の中で呼吸している自分。平面に不思議な<異空間>が生まれる瞬間に立ち会う幸せ。
想像力を刺激して止まない鏡に今日も向き合う。
20点余りを展示予定。(前山 忠)
<略歴>
1944年中頸城郡三和村(現上越市)生まれ
<主な個展>
1966年ルナミ画廊、1992年ヒルサイドギャラリー、2003年コバヤシ画廊、2015年羊画廊、2017年シロタ画廊 他 多数
<主なグループ展>
1968年トリックス&ヴィジョン展(東京画廊、村松画廊)、1971年第10回現代日本美術展(東京都美術館)
2000~15年大地の芸術祭(十日町)、2012年GUN-新潟に前衛があった頃(新潟県立近代美術館)
2016年帯広コンテンポラリーアート2016(帯広の森) 他
○ギャラリートークのご案内
4月7日(土) 13:30〜14:30 羊画廊にてギャラリートークを開催いたします。
お電話にてお申し込みください。(羊画廊:025-224-1397)
※イベントは終了いたしました。ご参加いただきありがとうございました。
「屈折の視界」 30×30cm |
「ギャップの視界-19」 25×25cm 鏡(裏からカービング)、 アクリル絵具 2018年 |
「ギャップの視界-18」 25×25cm 鏡(裏からカービング)、 アクリル絵具 2018年 |
「Four Windows」 20×20cm |
「ギャップの視界-10」 20×20cm |
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「△□○の視界」 20×20cm 鏡(裏からカービング)2枚重ね、 アクリル絵具 2018年 |
「ギャップの視界-20 ―世界の裂け目―」 |