個性的な立ち姿の盃たちを制作した。統一感のないカップ部位。長くクネクネした脚部位。やたらゴツくて重い座部位が現れた。
使いにくいかなぁと考えながら挙盃行為を繰り返す。案外イイ。
ただ喋りつつ呑み、ただ観つつ呑み、知らず酔っていくのではない。
一口一口意識して愉しむ器の完成だ。20点ほどを展示予定。(玉川勝之)
<略歴>
加茂市生まれ。鎚起銅器玉川堂入門。多様な人間性表現を制作の主題とする。
個展、グループ展を中心に発表。ふれて楽しむ美術展実行委員。無所属。
全て 「冷酒盃」 純銀、純銅、鍛金、鍛造 2017年 |
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h10.5×w4.7×d5.5cm | h11×w4.7×d4.7cm | h12.8×w4.5×d5.8cm |