羊画廊 HITSUJI-GARO

坂爪叟玄 墨戯展 9月29日(金)~10月3日(火)

SAKAZUME Sougen Exhibition 29 September. - 3 October. 2017

墨は煤(炭素)と膠の化合物で、普通に用いているが分かっているようで分からない。

墨を勉強して一番大切なものは水であることに気付いた。墨は水なくして生かされることはない。

墨は濃墨、中墨、淡墨と大別できるが、淡墨が一番良く墨色が分かる。

そこで硯も筆も離れて、当然と考えていた概念を捨て、小さくとも美しいものを創ってみたい。

墨の粒子は100nm〜10nmと云う微粒子で、滴下法で試墨する際滲みが生ずる。

この滲みが墨の良し悪しの判断材料となる。この滲みを作品に生かしたいと思っている。20数点を展示予定。 (坂爪叟玄)

 

<略歴>

江川蒼竹先生に師事。 書壇院展特別賞。毎日書道展秀作賞2回。個展14回。現在、書道協会参事。

主な揮毫/朝日酒造(株)レッテル「久保田」「洗心」「呼友」「越州」「得月」「朝日山」等。

2017.10.2 会場風景

「真心」 16.0×27.0cm 墨 2017年

「温故知新」 18.4×26.9cm 墨 2017年

「いろは」 27.0×24.0cm 墨 2017年

「風姿点描」 10.0×15.0cm 墨 2017年