羊画廊　HITSUJI-GARO

自分は何をしているのか、何をしてきたのか。そしてなぜ作品制作をしているのか。

慌ただしい日々の中、ふと立ち止まり考えることがある。

明確な目標を見失い、路頭に迷った20代後半。失った時間を取り戻すかのようにガムシャラに画面に向かった30代前半。

そして、30代の後半になった現在、少し肩の力が抜け日記を書くかのように画面と向き合っている。

このことがいいのか悪いのかはわからないが、いままで描いてきた題材に対しての見方が大きく変わった。

それと同時にこれまであまり描いたことがなかった題材にも目が向くようになった。

以前であれば「新たな挑戦」と気構えていたと思うが、作品とは今現在の自分が思うこと、感じること、それらが投影されるもの。

開き直りではないが、そのぐらいのスタンスで日々画面に向かっている。 油彩作品約20点を展示予定。 （堀 楽人）

 

＜略歴＞

1979年新潟市生まれ。2003年京都精華大学卒業、京都春季創画展入選。2004年京展入選。

2007年ガラス絵展出品（羊画廊・以降毎年出品）。2008年個展（ビオトープギャラリー・新潟市）。

2009～2014、2016年個展（羊画廊・新潟市）。2011年個展（豊栄地区公民館・新潟市）。2012年シェル美術賞展2012入選。