2015.6.19　会場風景

先日、画廊の本の整理をしました。必要が生じた際に引っ張り出したまま放置するので、
見たい本を探すのが大変になってきたからです。ところが何冊も片付かないうちに1日が終わってしまいました。
興味を引かれる特集を見つけては手を止めて読みふけってしまったのです。
本の整理は出来ませんでしたが、おかげで気づいたことがありました。 1970年代後半から90年代までは、
版画作品の特集を組んだ雑誌が多く、それ以降は版画に関する美術雑誌が少なくなっています。
美術業界の流れもあるとは思いますが、ひょっとすると私自身が版画以外の展覧会を多く手がけるようになって、
購読する本の傾向が変わったことが原因かもしれません。

版画作品を中心に油彩、水彩などを約20点展示いたします。（K）

柄澤 齊　「死と変容II-4 睡りA」
21.6×21.6cm　小口木版　1990年