2014.6.6 会場風景
 
樹のある風景 - 気になる樹 - 6月6日(金)〜17日(火)  羊画廊
6June.-17June. 2014  HITSUJI-GARO
筆立てや本が重ねられた机の上に小さな家のオブジェを置いてみる。それを絵にしたら卓上を描いたただの静物画。
しかしここに、小さな樹を1本描き加えると世界が一変する。巨大な文房具や本に囲まれたシュールな風景画に変身するのだ。
風景画には樹木が描かれていることが多い。
そのため私たちは、絵の中に樹木を見ると風景画と認識するようになっているのかもしれない。
樹の姿は私たちに、こずえを揺らす風を、根元に大地を連想させる魔法の力を持っている。
今回は、さまざまな「気になる樹」の描かれた絵画12点を展示する。 (H)
 
星 襄一 「夏日」
12.3×18.5cm 木版画 1977年

樋勝朋巳
「いつものところで(Thuesday)」
13.7×9.2cm ガラス絵 2013年
竹谷富士雄
「サンマルタン運河」
24.2×33.6cm リトグラフ
大谷一良
「グリンデンヴァルドにて」
30×13.5cm 鉛筆、水彩 1996年

木村 茂 版画集『安曇野』より (左)「冬田」、(右)「わさび田」
18.0×13.3cm エッチング 1980年
安宅安吾郎 「當麻寺双塔」
34×41cm 顔彩、絹本

吉田勝彦 「雑木林」
23.6×20.3cm
エッチング 1982年
吉田勝彦 「牛舎のある風景」
13.5×23.3cm
エッチング 1982年
ジョルジュ・ルオー
『ユビュおやじの再生』より「扉」
30.0×20.0cm 銅版画 1928年