2014.3.14 会場風景
 
ピュシスIII ー萌芽する版画家たちー 3月14日(金)〜25日(火)  羊画廊
14March.-25March. 2014  HITSUJI-GARO
東北芸術工科大学卒業の若き作家たちの展覧です。
在学中彼らは版画を通じ個の在り処を探しながら、雪の中や太陽の元下、自然の息吹きを体内一杯に宿しました。
今はそれぞれの環境の中で制作と生活を両立させようとしています。
以前はオーソドックスな銅版画が主でしたが、近年は色彩銅版画、透明感や抵抗感のあるシルクスクリーン等、
色彩豊かな作品が増えてきました。モノクロームの冬が明け、残り雪の隙間から新芽が顔を出す季節のようです。
風に乗った胞子は彼の地に舞い降り、それぞれの根を伸ばしつつあります。やっと出てきた新芽の色や形をどうぞご高覧ください。

「ピュシス」:ギリシャ語で「自然」の意 (東北芸術工科大学・若月公平)

<出品作家>
あるがあく、岡村華子、金子美早紀、倉金奈々子、榊原 慶、佐藤賀奈子、佐藤妙子、佐藤未来、須藤光和、武田圭以都、武智なつ子
西村沙由里、野瀬昌樹、畠山美樹、古林玲美、矢島幸枝、吉田理子、李 英圭、幾田涼子、池田温紀、佐藤真衣、鳥谷部恵理子、若月公平
中村桂子、廣澤 仁、大山貴也
西村沙由里 「無限の彼方へ」
40×60cm
エッチング、アクアチント
古林玲美 「mosaic 極2」
59×35.5cm
エッチング、アクアチント
武田圭以都 「巡り」
36×30cm
エッチング、アクアチント
畠山美樹 「Heart」
4×4cm
木版