バルテュス・3D・プロジェクト展 7月11日(木)〜16日(火)  羊画廊
  バルテュス氏の絵画を立体化する事を思いついたのは、私が氏の全作品解説を書いていた10年ほど前になります。
  それは氏が描いた人物達の魅力は、言葉で説明するよりも立体化した方がより際立つと考えたからです。
  今回は以前公開した「街路」に加え、「美しき日々」「アリス」「部屋」などの立体化を試みています。
  「街路」は彫刻家の山本泰宣さん制作の原型をデータ化し、3Dプリンターで造形しました。
  着色は画家の井田英夫君、そして伊藤信行氏の制作した木製ケースに収められています。
  また今回の「街路」の立体化は、バルテュス氏の長女である春美さんから制作の許可を得て、感想をいただいています。
  来年のバルテュス回顧展よりも一足早く、氏の絵画世界を異なる形で堪能していただきたいと考えています。(近藤達雄)

  主催/近藤 達雄
  協力/春美・クロソフスカ・デ・ローラ、ギャラリー炎舎 故・小川 俊充、山本 泰宣、井田 英夫、伊藤 信行
  協力 石塚 一歩、金子 敦子、イメージ工房、羊画廊
「街路」より 2013年  
2013.7.12 会場風景