2013.7.5 会場風景
 
佐藤仲也 展 7月4日(木)〜9日(火)  羊画廊
SATO Chuya Exhibition  4July.-9July. 2013  HITSUJI-GARO
 陶芸をはじめるにあたり、多くの方々に言われた。「これからが大変だ」と。その時は、そのことが技術を習得すること、
 あるいは経済的な苦しさ、そして私でいえば父と同じ仕事をするということをさしているのだと理解していた。
 はじめてから、それらは確かに大変なことだったが、しかし時には大きな喜びをもたらすこともあった。
 多くの方々が時にはげますかのように、時には何かため息でもつくように私に告げた「大変だ」という言葉のニュアンスとは
 何かが違うような、そんな思いすら抱くこともあった。大きな勘違い。
 そして気づけば7年目。「これからが大変だ」という言葉が持つ、本当の重さが少しずつのしかかってきている。
 登っても、登っても先が見えず、そしていけばいくほどに細くなる山道を行く。そんな感じだ。
 「大変な」道を歩いているのだと、ここに来て気づかされている。陶器、100点ほどを展示。(佐藤仲也)
「白釉大鉢」 h12×w29cm
「柿釉大鉢」 h11×w31cm
銅釉大鉢」 h16×w26cm
「白釉丸花生」 h30×w24cm
「柿釉丸花生」 h30×w24cm
 ※全て2013年制作