渡辺利馗
「橋」 アルミ・木 28.8 × 32.9 × 34.8 cm 2005年
学生時代、隣家の猫がよく遊びに来ていました。
これが、私と、猫のつき合いの始まりで、自分でも飼う事にもなり、 挙句の果は、
留学先のローマから猫をつれて帰る事ともなりました。
私共夫婦の家族と云っても、人間は二人、あとは猫の方が多い様な状態ですので、
物をつくると云っても、 普通彫刻と云へば、人体をつくるのが当り前でしょうが、
つい猫の方が先になり猫ばかりつくる様になって仕舞います。
これからも猫の彫刻をつくるつもりです。
略歴
1925年…横須賀市生まれ
1952年…東京美術学校卒業
1959年…イタリア政府招待給費留学生として、国立ローマアカデミア彫刻科第3学年編入学
1961年…卒業(ファッチー二教室)
1967年…個展(TAO画廊、ウィーン、オーストリア)
1974年…新潟大学に奉職
1991年…大学退官、個展(新潟市美術館)
1994年…新潟市野外彫刻展大賞受賞、以後個展を中心に活動。
2005年…羊画廊では7回目の個展