羊画廊のコレクション展 XI 3月17日(木)〜22日(火)  羊画廊

山下清澄といえば穂苅コレクションを思い浮かべる。
10年程前、当時多摩美術大学教授で版画家の小作青史さんが羊画廊に立ち寄られたことがあった。
その時に、若くして亡くなった穂苅さんのことを聞いた。
彼は小作さんの黒白の躍動的な原始の世界を連想させる版画をかなり蒐集していた。
それと同時に山下さんの装飾的で、退廃的なムードが漂う版画も多く集めていた。
そして穂苅さんの遺族が中野邸美術館に蒐集作品を寄託したことも知った。
その後、中野邸でコレクションの一部を確認したことがあったが、
機会があれば穂苅さんの集められた山下作品の全貌に触れてみたいと思っている。(K)
山下清澄 イタリアの幻想 I「フォロ・ロマーノ・A」
35.4×28.9cm エッチング・アクアチント 1979年
山下清澄 イタリアの幻想VI「ウンブリア」
35.4×28.9cm エッチング・アクアチント 1979年
2011.3.22 会場風景