2011.3.1 会場風景
 
飯田春行 2月26日(土)〜3月8日(火)  羊画廊

埋み火
もう死語に近いが、「埋み火」という言の葉がある。炉や火鉢の灰の中にうずめた炭火のことである。
またその頃、「消し炭」というものがあって、おこった炭火や燃えた薪の火を消して作った炭で、火のつきが良いので重宝した。
近頃のわたしの絵はこの埋み火や消し炭のような灰色ばかりになってしまった。願わくば埋み火のような絵が描きたい。
油彩画約20点を展示。(飯田春行)

<略歴>
1933年新潟県生まれ。新潟大学教育学部芸能科卒業。
1966年自由美術協会展・佳作作家賞。1980、81、82年現代の裸婦展(日動画廊)。
1998年から1999年スペインひとり旅。2010年個展(羊画廊)など。新発田市在住、自由美術協会会員。
「韻」
41×32cm 2011年
「寂」 14×18.3cm 2011年
 「貌」 23×16cm 2011年