2010.8.19 会場風景
堀 楽人


展覧会で自分の作品を見ると、いつも感じることがある。「恥ずかしい・・・」本当はこんなことではだめなのだが。
学生時代に恩師から聞かされていた言葉を思い出す。
「自分の作品が飾られるということは、自分が裸で吊るされるようなもの」
まさにその通りである。その時々の自分の心情が包み隠さず現れているように見える。

先日、学生時代に制作した作品を久しぶりに見返してみた。今以上に荒削りで稚拙な作品ではあるが、今の自分にはない力強さ、思いきりのよさを感じた。そして目の前に当時の自分がいるように思えた。自分が変われば絵も変わる。
数年後、今の自分の作品を見返したとき、果たしてどう感じるだろうか。昔の作品を見てそんなことを思った。

今回の展覧会では、静物画を中心に約25点を出品予定です。(堀 楽人)
<略歴>
1979年新潟市生まれ
2003年京都精華大学卒業、京都春季創画展出品
2004年京展出品
2008年ガラス絵展(羊画廊、以降毎年出品)、
個展(ビオトープギャラリー、新潟市)
2009、2010年個展(羊画廊)
「果実」
24.5×33.3cm 油彩、キャンバス 2010年


「果実・器」 38.0 × 45.5 cm
油彩、キャンバス 2010年

「果実・布」 24.2×33.3cm
油彩、キャンバス 2010年

「つぼ、コップ、果物」
30.3×27.0cm
油彩、キャンバス 2009年