春の器展
  春を迎え何か新しい行動を起こそうとしたとき、食卓の彩りから変えてみてはいかがだろうか。
  「食卓の彩り」それは毎日使っていて心躍る器だろう。
  心躍る器とは、デザインだけでなく、体の一部のように手にぴたっとなじむもので、
  不思議と毎日の食卓を楽しい時間にしてくれる。
  今回春の器展に参加する7名の作家達は、ベテランから若手まで年代の幅も広く、
  それぞれ陶器、漆器、金属、ガラスと様々な素材による「春の気配」を楽しませてくれる。
  また、器展初の試みとして、インダストリアルデザイナーも参加し、
  スプーン、フォークなども展示に加わり楽しみな展覧会となった。
  今年も7人7色の春の彩りに溢れた会場で、心躍る器達に出会えるだろう。
                                 (燕市産業史料館 斉藤優介)
 
2009.04.17 会場風景
石田佳子(陶)
1960年燕市生まれ。東京デザイナー学院卒業。1991年サントリー美術館大賞展。
羊画廊(新潟)、ギャラリー美土理(東京)、ギャラリー五峯(東京)で個展。
新潟市在住。
小田 尚(漆)
1958年北海道足寄町生まれ。1975年村上高等職業訓練校漆器科。1976年塗師・高橋連峰氏に師事。
1980年独立、村上市杉原に工房を開く。1995年村上高等職業訓練校彫刻科。
1999年第33回全国漆器展・県知事賞。伝統工芸士一級漆器製造技能士。
村上・長岡・新潟・柏崎・会津若松・新発田・東京・名古屋にて個展、グループ展活動。
佐藤公平(陶)
1968年神谷紀雄氏に師事。1987年日本陶芸展最優秀作品賞「秩父宮賜杯」受賞。
1988年ソウル・五輪芸術祭「東西現代陶磁展」招待出品。
新潟、東京、ウラジオストクなどで個展。新発田市在住。
西片亮太(鍛金)
1978年燕市(旧 分水町)出身。2003年長岡造形大学大学院造形研究科・工芸デザイン修了。
2002年,05年グループ展。2004年新潟県美術展覧会「県展賞」。
2005年新潟県美術展覧会「奨励賞」。新潟・美の系譜展(新潟県民会館ギャラリー)
2006年個展(羊画廊)。 弥彦村在住
中山布美雄
(プロダクトデザイン)
1944年燕市生まれ。1965年桑沢デザイン研究所・プロダクトデザイン科卒業。
1975年中山デザイン事務所設立。金属製品を中心にデザイン業務を行う。
大阪デザインハウス選定品及びGマーク選定商品10数点。
山崎梨絵(ガラス)
1998年嵯峨美術短期大学卒業。諏訪ガラスの里入社。2000年独立。
2003年 猫と家畜展(羊画廊)。ランプワークフェスティバル in 長野 
2004年グラスクラフトトリエンナーレ(伊丹市)。2005年 ガラス絵展、個展(共に羊画廊)。
2006年 近藤美紀子・山崎梨絵展(羊画廊)。