原 聡美
中学生の少女たちを描き始めてしばらく経つ。
彼女たちの心は常にどこかに逃避したいと願い、軽やかな歩みで空想の世界を行く。
その世界では、彼女たちだけに通用するルールでの遊びが繰り広げられる。
気紛れで繊細で、誰かに傷付けられることなど想像もしていない彼女達は相も変わらず魅力的なのである。
(原 聡美)
「木の上の」
33.0 × 26.0 cm 日本画 2008年
 
「見つめる」
15.0 × 13.0 cm 日本画 2008年
略歴
2002年新潟大学教育人間科学部芸術環境創造過程日本画科卒業。グループ展『琥珀色のサンチマンタリスム』(新潟市 自由空間 蔵)。
2003年第2回うちのDEアート企画参加『薄暮の部屋で』。2004年新潟大学大学院修了。2005年個展『原聡美展』(羊画廊)。
2006年ボックスアート2006『箱の中の劇場』(羊画廊)。現在神奈川県で中学校教員として勤務。