版画アラカルトVI
1998年に発表された飯田善國の銅版画集『VOICE OF THE EARTH』、『SHADOW OF THE SKY』の
24作品のうち 12点を展示予定。彫刻家らしい「叩く」という方法で、銅板の上に釘、スプーン、金網などをおいて
ハンマーで叩いて刻印。その刻印された凹部にインクをつめて摺ったストレートな版画を紹介。(K)
飯田善國
(左)『VICE OF THE EARTH』より
21.5 × 15.5 cm 銅版 1998年
(右)『SHADOW OF THE SKY』より
21.5 × 15.5 cm 銅版 1998年
飯田善國 (いいだ よしくに・1923-2006)
東京芸術大学を卒業後、ローマでファッツィーニのもとで彫刻を学ぶ。
1968年第8回現代日本美術展・神奈川県立近代美術館賞(東京都美術館)、第1回神戸須磨離宮公園現代彫刻展・最高賞。
1988年回顧展(三重県立美術館、目黒区美術館、京都国立近代美術館)。