版の交流 アイルランド・日本 5人の作家
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作家名
 
略歴
     
モヤ・ブライ
 
アイルランド・日本外交関係樹立50周年を記念して企画されたアートプロジェクトのキュレーター。キルケニー出身。1976年、日本政府より奨学金を授与され(文化国内研修員)、木版画を学ぶため来日。多摩美術大学大学院卒業(美術学修士)、京都に移りアトリエを設立。制作のかたわら、美術・木版画教室を主宰。アイルランド、イギリス、タイ、日本で作品を発表。愛・地球博(2005年日本国際博覧会)のアイルランド・パビリオンにて、アイルランドを代表する版画家として作品が展示・紹介された。
木下恵介
 
版画家および版画・絵画講師。日本版画協会賞を4回受賞(奨励賞、準会員賞それぞれ2回)。2001年、文化庁在外研修員に選ばれ、アイルランドに美術留学。日本全国のほか、ダブリン、ブエノスアイリス、ロンドン、ドレスデン、イスタンブール、ニューサウスウェールズの各都市でも展覧会を開催。作品コレクションは、東京藝術大学およびダブリンのグラフィック・スタジオ・ギャラリーに展示されている。現在、東京造形大学准教授を務める。
ジョン ・
グラハム
 
アイルランド国立美術工芸大学卒業。アイルランド、日本の各地を始め、パリ、コペンハーゲン、リュブリャナ(スロヴァニア)で個展を開催。アイルランド国立美術館、トリニティ・カレッジ、ニューヨーク公共図書館に作品が収蔵されている。多くのグラントや賞を受賞。2004年には、アメリカのポロック・クラズナー財団からグラントを受ける。
原 陽子
 
武蔵野美術大学大学院、美術専攻版画コース修了。アクアチントやドライポイントなど様々な技法を組み合わせた、エッチングの作品を多く制作している。アジア各地への旅行や、書物、映画などからインスピレーションを受け、繊細な表現を要求される銅版画のモチーフとして制作に活かしている。日本各地の画廊にて、独特の、他に類を見ない作品展覧会を開催。2006年にはダブリンのグラフィック・スタジオ・ギャラリーに出展。
リチャード・
ゴーマン
 
ダブリン出身。ダブリン大学トリニティ・カレッジおよびダンレアラ美術学校卒業。来日を重ねたことで、制作技法や作品に使用する素材は日本の影響を受けている。フランス国際芸術祭・金のパレット賞ほか、多くの賞を受賞。大きな色面と幾何学的なラインを特徴とする作品が多い。日本、イギリス、アメリカ、アイルランドのほか、1年の半分を過しているイタリアのミラノで個展・グループ展を開催。